新卒2年目のエンジニアがアジャイルな開発で新規サービスをリリース!その名も"ウェディングノート"

はじめに

みなさんこんにちは。 みんなのウェディングの開発部エンジニア櫻井です。

2017年4月に新卒として入社したエンジニアである僕が新規サービスを作るチームに配属され、 新しい結婚式の選び方を提供する"ウェディングノート"をリリースしました。 そのウェディングノートを作るサービス開発のプロセスをまとめました。

新しいサービスを作るにあたっての進め方、作らずに作って検証する方法など、参考になる話があると幸いです。

新規サービスとしてリリースした"ウェディングノート"について

ウェディングノートは、「みんなが自分のやりたいウェディングを賢くつくることができるようにすること」を目的としたサービスです。 僕たちはウェディングノートを通して「結婚式の選び方を変える」ことに挑戦しています。

結婚式の選び方は以下の流れが一般的です。 結婚式を挙げることが決定し、そのまま式場を選ぶ人が多いです。

  1. 結婚式場を選ぶ
  2. 自分のやりたいことを決める
  3. 結婚式を挙げる

ウェディングノートでは"自分のやりたいこと"から選ぶようにしたいと思っています。

  1. 自分のやりたいことを決める
  2. 結婚式場を選ぶ
  3. 結婚式を挙げる

自分のやりたいことから決めてそれをどう実現していくのかを考えることで自分の理想の結婚式に近づけると考えています。 例えば、自分たちがやりたい理想の結婚式はどんなものがあるでしょうか。

  • 「式場でシンプルに少ない人数で挙げたい!」
  • 「海で2人っきりの結婚式を行いたい!」
  • 「300人呼んだ大規模なパーティのような結婚式にしたい!」

様々な結婚式のカタチがありますよね。 やりたいことをしっかりと自分の中で整理して、自分たちの結婚式をつくりあげていく、そのお手伝いをするのがウェディングノートです。

何から始めるか?

では僕たちの目指す方向性は決まったので、プロダクトとして何を実現していくのかを決めていきました。 やりたい結婚式をあげるためには、以下の3つの要素が必要ではないかと仮定しました。

  • なぜ結婚式をやるのか
  • どんな結婚式をやりたいのかのイメージ
  • どんな条件で結婚式をあげたいのか

ウェディングノートを開発するにあたって、まずは「どんな結婚式がしたいかのイメージ作りをする」ことができる機能を作ることに決まりました。 ウェディングノートは、女性ユーザが楽しんで使ってもらえるサービスにする必要があると考えていました。 そのうえで、結婚式をあげる理由を明確にすることは実現したい項目ではあるものの実現までにコストが大きそうであること、結婚式の条件を考える前にまずは理想の結婚式を考えてみてほしいという方針もあり、そのような決定になりました。

チームメンバーとして企画段階からミーティングに参加して、"自分たちのやりたい結婚式"を何も情報を持っていなかったユーザが情報を知って潜在的になっている理想の結婚式に気づくにはどうすればいいのかチームメンバーと共に議論しながら進めました。 「これを作りたいから、開発をお願いします」という形で開発を始めたのではなく、僕たちで何を開発するのか、どうやって実現するのかをエンジニア視点の話も取り入れつつ進められたことは良い経験になりました。

機能を削ぎ落としたシンプルなMVPを考える

素早く検証するためのプロダクトを作る上で大切なのは、開発が必要なものとそうではないものを判別し、仮説の検証に必要な最小限のプロダクト(MVP)を作ることです。

また、小さく作ったものを実際にユーザに使ってもらうことを忘れないようにしました。 どんなに僕たちが良いと思っていてもユーザに使ってもらわない限り良いか悪いかがわからない。将来的に多くのユーザに使ってもらえる機会を増やすために、できるだけ早くユーザに使ってもらって何度も試すことを意識しました。

機能の具体的なものは、どんな結婚式がしたいかのイメージ作りができるために、画像を選択して選んだ画像によって自分の結婚式のキーワードを出すというものです。 ユーザは自身の好きな画像を選ぶだけという、簡単にできるかつユーザの嗜好が反映される方法だと思ったためです。 ざっくりと機能を書き出してみると、このようなプロダクトになります。

  • 扉ページを見ることができる
  • ウェディングノート作成が開始できる
  • ウェディングノートに提示される画像を選ぶことができる
  • 選んだ画像によって変化するウェディングキーワードが表示される

シンプルに小さくまとめることができました。 このプロダクトによって、以下の検証を行いました。

  1. 選んだ画像によって出てくるウェディングキーワードが「やりたい結婚式のイメージ」とマッチしているか
  2. やりたい結婚式のイメージを画像が一覧で並んでいるUIで選べるか
  3. 女性が使って楽しいプロダクトであるか

大規模な開発にならないように、検証ポイントを明確にして、それを確かめるために最小限のものを開発するように意識しました。

この検証を行った後に、チームでふりかえりを行うと、もしかするとこの検証も紙やProttといったものでも検証ができたかもしれないということに気がつきました。 このふりかえりは、次の開発ステップで活かされることになります。

検証でユーザの声に耳を傾ける

上記の検証では、ユーザインタビューを行いユーザの反応を確認しました。 検証項目には、定性的にチェックする必要があるものもあり、実際にユーザと会って検証をしました。

検証の結果、キーワードの導出には価値があるという判断で、次により具体的なイメージをユーザに持ってもらうために、キーワードよりも具体的な結婚式のテーマを選んでもらえればよりイメージが湧くのではないかという仮説が出てきました。

実際にユーザからいただいたフィードバック

- 写真選びが楽しい。可愛い写真がたくさんあるので、見てて楽しい。
- キーワードはやりたい感じの3つが出てきた。まさに!って感じ。
- あなたのウェディングキーワードは「クラシカル」と教えてもらうと納得感はあるけど、結局次のアクションがわからないから、具体的なアイテムを教えてもらえるとイメージわく。

そこで、テーマを選ぶ機能の開発を始める前に、ふりかえりを活かして紙で作ったシートをつかってユーザがどう感じるかチェックすることにしました。 紙でつくったテーマやアイテムシートを使って、テーマ機能のユーザインタビューを行い価値検証しました。

開発をすることなく、小さく紙で作ることで価値検証することに成功し、次に作るものの方向性が大きくぶれることなく、機能開発ができました。 議論を重ねた上で、コストの低い手段を使って検証できないか考えてみることは今後もサービス開発する上で忘れないようにしたいと思いました。

まとめ

今回のプロジェクトを通して以下の知見を得ることができました。

  • 何に価値がありそうかをきちんとユーザと対話する
  • きちんと何を検証するのかを決めることで必要最小限の開発ができる
  • 開発をしなくても紙やProttなどを使ってプロトタイピングをすることで検証をすることができる
  • ふりかえりをおこなうことでカイゼンが生まれる

ウェディングノートはたくさんのユーザにいいねと思ってもらえるサービスを目指して日々アップデートされています! ぜひ一度使ってみてください!

ウェディングノート