2018年新卒エンジニア研修が始まってます

みんなのウェディング、松久(@kamonegi1977)です。今回は、2018年度新卒エンジニア研修の様子についてお伝えします。
2017年の様子は「2ヶ月の新卒エンジニア研修を受けて変わったこと」「新卒エンジニア研修2017の準備」でお伝えしています。2018年と大きく変わった点もあります。変化した点についてもご紹介します。

2018年度新卒エンジニア研修の概要

2018年度新卒エンジニア研修が、2018年5月から始まりました。研修のゴールは「Railsを利用してウェブアプリケーションを正しく作れる」です。 ゴールを達成するために、下記のような構成で研修を計画しました。

  • 課題図書とRails tutorial
  • 全体集合研修(4月)
  • 座学と実習(5月)
  • パイロットプロジェクト(6月)
  • OJT(7月〜)

課題図書の選定

2017年12月頃から選定を始めました。選定をこの時期にしているのは、冊数と読むまでの時間を考えると12月ぐらいから選定しておかないと間に合わなさそう、という見積もりからです。
昨年も課題図書は選定したのですが、変更した部分もあります。

最初に読んでおいて欲しい課題図書

Rails tutorialやその後の座学と実習で必要となる書籍を紹介しました

年間を通して読んで欲しい課題図書

体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版」など新しい方を優先するようにしています。

分野 書籍
DB設計 達人に学ぶDB設計徹底指南書
DB設計 SQLアンチパターン
SQL 改訂第3版 すらすらと手が動くようになる SQL書き方ドリル
SQL SQL実践入門
テスト Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門
テスト 初めての自動テスト
HTML HTML5/CSS3モダンコーディング
Ruby プロを目指す人のためのRuby入門
Rails Ruby on Rails ガイド
Rails パーフェクト Ruby on Rails
オブジェクト指向設計 オブジェクト指向のこころ
オブジェクト指向設計 オブジェクト指向設計実践ガイド
セキュリティ 体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版

Rails tutorialを写経する

「Rails tutorial」の写経を各自で進めてもらいまいした。ウェブアプリケーションを作るプロセスを知ってもらうのが目的です。
Rails tutorial は「ウェブアプリケーションを作るプロセスを知ってもらう」以外にも、入社後のエンジニア研修で必要となる下記の基礎知識・経験となるためにしています。

  • git の使い方
  • github の使い方
  • CI の利用

写経のやり方については、下記を参考にしました。

写経したものをプルリクエストを作って提出してもらいました。また、プルリクエストには、わからなかった点、疑問に感じた点を書いてもらいました。
コードレビューは、私や2017年卒エンジニアが行いました。この時に、書いてもらった点、疑問について答えたりもしました。

マークアップ研修

「当たり前品質を実現する」を目的にマークアップ研修を2週間実施しました。担当は、松久(@kamonegi1977)です。

マークアップ研修は、エンジニアだけではなくデザイナーも加えての研修となりました。そこで、どんな人から研修を受けるのかを知ってもらうために「キャリアキーノート」を用意しました。ペパボの「キャリアキーノートとはなにか」を参考にしました。自分のキャリアについて棚卸しをする機会を得ることができたのは役得でした。

研修の流れは下記のよう流れで行いました。

  1. HTML/CSS について
  2. 部品を作る
  3. 部品を組み合わせる
  4. テンプレートを作る
  5. hamlについて
  6. ページを作る
  7. エステ(社内デザインガイドライン)について
  8. 一覧ページを作る
  9. フォーム / ページを作る

研修は座学をして実習をして知識の定着を繰り返します。
小さな部品を1つずつ実装することで、最後のページに辿り着けるように設計しました。また、デザイナーも合同だったので、マークアップとデザイン(グラフィックツールでの)作業が結びつくように注意しました。AtomicDesgin についても意識しています。

実習には、middleman を利用しました。コードを書いて試して知識を身につけてもらうためです。そのために、サンプルコードと実装環境を用意しました。

最後には、Zeplinで受け取ったデザインファイルを、実際のプロダクションコード上で実装する研修までをデザイナー・エンジニア共通で行いました。

2018卒エンジニアによるエンジニア研修レポート(1)【フロントエンド研修】」では、研修を受けた側の感想をもらいました。

参考書籍

テーブル設計、SQL研修

テーブル設計、SQL研修では下記について1週間行いました。
資料を作成し、座学をしてから実習をするスタイルで進めました。

  • 正規化について
  • ER図の書き方
  • インデックス、トランザクションなど

既存のサービスがあるため、実務では新しくテーブル設計をすることが少ないです。そのため、この研修でテーブル設計をすることについて学びます。
昨年は、正規化についてのみで1日の研修でした。研修後、ER図の書き方や、インデックス、トランザクションについて説明していなかったため OJT 中に説明することがありました。今年は、研修の時点で伝えて、OJT で実際に使えるようにしようと考えています。

自分で設計したテーブル設計について、レビューを新卒同士で行います。自分が考えた以外の視点があるのは新鮮だったようです。

参考書籍

オブジェクト指向設計、テスト

オブジェクト指向設計とテストについての研修を1週間行いました。担当は高橋(@1syo) です。

研修の流れは下記のよう流れで行いました。

  1. オブジェクト指向設計の基本的な考え方
  2. Rubyによるオブジェクト指向設計と自動テスト
  3. RSpecによる自動テスト
  4. Railsでのオブジェクト指向設計と自動テスト

「オブジェクト指向設計の基本的な考え方」は、独自に作成した資料で座学を行いました。

「Rubyによるオブジェクト指向設計と自動テスト」については「プロを目指す人のためのRuby入門」を使いながら進めました。「RSpecによる自動テスト」については「「プロを目指す人のためのRuby入門」のテストコードをRSpecに書き換える」を参考にして進めています。

「Railsでのオブジェクト指向設計と自動テスト」では、Rails でフォームオブジェクト、クエリーオブジェクト、カスタムバリデーションを利用する方法について、実際にコードを書きながら学んでいきました。

2018卒エンジニアによるエンジニア研修レポート(2)【オブジェクト指向設計・自動テスト研修】」では、研修を受けた側の感想をもらいました。

参考書籍

研修を受けた側からの感想

研修を受けた側として、7月14日に行われた「Rails Developers Meetup 2018 Day 3 Extreme」で「IKUSEI on Rails」として発表されました。

発表資料

YouTube

研修を支える裏側

研修の準備

2018年は、3人の新卒エンジニアを迎えました。迎えるにあたり研修の準備は2017年末から準備を始めました。

  1. 課題図書の選定(2017年12月ごろ)
  2. 研修内容の検討(2018年1〜2月ごろ)
  3. 研修資料の作成(2018年1〜4月ごろ)

全体的な方針は、2017年と変わりません。この時期にしっかり伝えて、年末にはエンジニアとして各部署に配属できるように計画しました。

メンターの研修と業務の関係

2017年は、何名かのエンジニアで「教える技術」を読みました。

今年は人事部主催で、新卒研修を行う人たち(対象はエンジニア・デザイナー)に向けて、メンター研修が半日程度実施されました。参考図書として「「自分ごと」だと人は育つ」が紹介されました。

メンターは、事業を優先します。所属しているチームと相談して、コードレビューや、1on1、お昼ご飯を共にしたりします。また、定期的にメンター同士で集まり、メンターとしての課題を解消するようにしています。

まとめ

2018新卒エンジニア研修は、現在も進めています。
6月は2017年卒エンジニアと2018年卒エンジニアが一緒になりパイロットプロジェクトをに取り組みました。さらに先には、実際の業務に参加する研修を進めていきます。


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