2019年新卒デザイナー研修始めました

今回は、2019年新卒デザイナー研修について、みんなのウェディング、松久(@kamonegi1977)から紹介します。

2019年は、新卒社員が6名入社し、そのうち2名がデザイナー職でした!

4月は、「社会人」であり「みんなのウェディング」の社員であるための研修を実施しました。この研修が終わると、各専門職の研修を行います。デザイナー研修は、約4ヶ月の研修を予定しています。「予定している」というのは今回のような計画で初めて実施するからです。今回どうしてこのような計画になったのか?やってみてどうだったか?をご紹介します。

研修の全体設計

みんなのウェディングでデザイナーの新卒採用は3回目です。今回は今までの研修をふりかえり計画を立てることにしました。

デザイナーに求めるスキルは何か?を確認し整理し、スキルを身につけるために必要な研修を実施することにしました。

必要なスキルは、昨年に選定されたものをベースとしました。今年はさらにスキルを「ウェブ戦略としての「ユーザーエクスペリエンス」にあるUXの5階層(段階)にマッピングし、デザインプロセスのどの段階を学ぶのか?を知ってもらいながらスキルの必要性を伝えることにしました。

個人スキルだけではなく、チームで作るスキルを求めるために、座学・実習以外の研修を加えることにしました。

チューターは、研修を組み立てることで普段の業務の改善や伝える力の向上を狙います。

全体の構成は、以下のようにしました。

  • 座学と実習
    • 必要なスキルを知って実際に使ってみる
  • パイロットプロジェクト
    • 座学と実習で得たことを使ってみる
    • チーム開発を知って経験する
  • OJT
    • 業務を実際に経験する
  • 課題図書
    • 基本知識となること(あとで読み返すこともできる)

全体構成として「正しいものを正しく作る」の「作る」に重みをつけています。
作るスキルを身につけてもらうことで、考えてみる、試してみる時間を作れるようになることを狙っています。

研修が始まる前にしたこと

研修が始まる前に、下記の2つをしました。

  • みんなのウェディングのUXデザイナーとは?
  • ドラッカー風エクササイズ

みんなのウェディングのUXデザイナーとは?

研修が終わったときに目標とする状態を伝えるために「みんなのウェディングのUXデザイナーとは?」という話をしました(正直、ポエムな話だと思います💦)

ドラッカー風エクササイズ

先輩デザイナーの働き方について知ってほしい、と思って実施しました。

「ドラッカー風エクササイズ」は、「アジャイルサムライ」で紹介されているチームビルディングの手法です。19卒デザイナーも入りましたし、自分も入ったばかりでしたので相互理解を深めるために実施しました。
実施した結果、19卒デザイナーも先輩デザイナー同士も、期待されていることや得意なことを改めて知る機会になりました。

やり方は、「「ドラッカー風エクササイズ」で期待をすりあわせて安全なチームに」を参考にさせていただきました。

座学と実習

5つのテーマを設定し研修を進めることにしました

  • リサーチ・分析
  • UI・プロトタイピング
  • グラフィック
  • マークアップ
  • ユーザーインタビュー

5月〜6月は上記のテーマで座学と研修を進めています。
実施済みの研修である『リサーチ・分析』を簡単に紹介します。

リサーチ・分析

1番始めに行ったデザイナー向け研修が「リサーチ・分析」です。

(みんなのウェディングの)UXデザイナーに大切なことに「定量的なことにも意識をする事」をあげています。そのための初めの一歩として下記を目指した研修を実施しました。

  • リサーチをどんな場面で使い、課題解決を行っているか知ること
  • 実際の業務になると聞くことが多い数字の知識を得ること

この研修では、実際のGoogle Analytics を使ってPVなどを確認したりしました。
また、業務では SQL を使ってデータ抽出することがあるので、SQL を使ってデータを取得し、Google Spreadsheet で分析してみることを行いました。

課題図書の選定

課題図書の選択意図は、下記の3点です。

  • UXデザイナーを目指す人として1年目に必要そうな知識を得ること
  • 基本知識となること(あとで読み返すこともできる)
  • 伝えておきたいこと

選んだあとに反省あります。
開発プロセスに「ピクサー流 創造するちから」を入れましたが、分類は開発プロセスじゃなく「わたし(松久)の想い」が正しいです。「開発プロセス」の本としては、「SCRUM BOOT CAMP THE BOOK」を別で用意しようと思います。

課題図書一覧

分類 書名
開発プロセス ピクサー流 創造するちから
ユーザーインタビュー ユーザビリティエンジニアリング(第2版)
解析(アクセス) わかばちゃんと学ぶ Googleアナリティクス
解析(データ) マンガでわかる統計学
プロトタイピング みんなではじめるデザイン批評
IA(情報設計) IA/UXプラクティス モバイル情報アーキテクチャとUXデザイン
UI制作 UIデザインの教科書[新版]
グラフィック 増補改訂版 レイアウト基本の「き」
グラフィック なるほどデザイン
フロントエンド(HTML) HTML5/CSS3モダンコーディング

育成側の準備と運営

昨年のデザイナー研修では、先輩となるデザイナーたちで「教える技術」を読み合わせしたそうです。今年は、新たに育成側となる18卒のデザイナーにも「教える技術」を事前に読んでもらいました。

18卒がトレーナー側にまわることで、2年目のデザイナーとしてどう振る舞うか?自分がしていることを人に伝える時に、どうやったら理解してもらえるのか?を考えてもらえるきっかけになりました。

準備期間

準備は、2018年12月から少しづつ始めました。
Slackのチャンネルを用意し少しづつ始めました。業務も平行で行っていましたので、月に1〜2回ぐらいの進捗確認をしていました。3月ぐらいになると研修内容について少しづつ見えてきましたし、課題図書の選定もほぼ終わりました。

学習成果を確認する

研修中は、学習成果を確認するために 1週間単位でやったこと(Y)、わかったこと(W)を私と19卒デザイナーで話し合います。やったことを思い出して話し合うことで、研修内容の定着を目指します。
19卒デザイナー同士で刺激を受ける場にもなっているようです。

研修自体のふりかえりをする

現在は、いくつか終わった研修があり、ふりかえりを行っています。
ふりかえりの内容は、進め方のこともありますが、育成側にとっても「どうやって伝えるか?」という普段の業務でも大切になる視点が出てきているのが嬉しいです。

まとめと課題と今後

研修は現在も進めています。
みんなのウェディングが求めるデザイナー像に向けた研修をしよう、と考えて計画したため、昨年と比べてボリュームが増え、長期間な研修になりました。

今年の研修は終わったわけではないのですが、少しふりかえると気になる点があります。UXデザイン部全員で担当を割り振っており「ボリュームが多くないか?」「長期間すぎないか?」という危惧です。

良い点は、研修準備からデザイナー同士での「デザインって?」という会話が増えた、という話を聞きました。研修でも18卒も一緒になりデザインについて相談しあう様子がありました。
デザイナー同士がデザインについて相談し、プロダクトをより良いものにしていくチームメンバーの一人として行動できるデザイナーを目指す研修にしていきたいと思います。